「ちはやふる」の心に残る名言11選！かっこいい名セリフや座右の銘にしたい名言を紹介！

千早たちは机くんをかるた部に勧誘しようとしますが、机くんは、自分にはかるたの才能なんてないし、勉強しか取り柄がないと言って、その勧誘を断ります。その際に太一が机くんに言ったのがこのセリフです。太一はかるたにおいて千早と新という天才を前に、常に自分の才能の無さと実力不足にコンプレックスを抱きながら努力を続けてきました。自分が天才ではないということを自覚している太一だからこそ、自分と同じ目線で努力し続けられる仲間を求めていたのではないでしょうか。才能という言葉で片付けて諦めてしまうのではなく、苦しみながらも努力をし続ける太一の姿にはいつも勇気がもらえますね。

太一はすでに実力はA級の実力はあるものの、B級の大会を勝ち切ることができずなかなかA級に昇格できずにいました。太一の努力も実力も認めている白波会の原田先生は、会の規定外ではあるものの、特別にA級への昇格を認めることを提示します。その時太一が原田先生に対して言ったのがこのセリフです。壁にぶつかっても決して挫けずに前に進み続ける千早の姿をそばで見続けてきた太一にとって、ここで安易な道に逃げるという選択肢は考えられなかったのではないでしょうか。壁にぶつかっても、逃げないで立ち向かう太一の姿勢を見ていると、胸の中から自然ととやる気が湧きあがってきますね。

定期試験を翌日に控えたとある日曜日に、太一以外のかるた部のメンバーは学校で勉強会を実施しますが、千早は勉強会を抜け出して、大会に出場している太一の応援に行ってしまいます。太一の大会が終わり、勉強会に戻ってきた千早に向けて、机くんが言ったのがこのセリフです。やりたくないこと(勉強)を放り投げて、やりたいこと(太一の応援)に行った千早を机くんは叱責します。この言葉の背景には、学年1位から成績が落ちたらかるた部を辞めさせられてしまう太一のことも頭にあったのでしょう。このシーンを見たら、やりたくないことから逃げてはいけないんだと背中を叩いてもらえますね。

私たちは意識せずに取りこぼしているものがたくさんあります。その取りこぼしが、実は人生を左右するようなものだったりするかもしれません。だけど少し意識するだけで大切な一瞬を自分の中にずっととどめておける、と周防さんは言っています。 自分や他人の行動一つ一つに意味を見出すことで、自らの人生はより豊かに、より鮮やかになっていくと周防さんは考えているのでしょうね。

B級に昇格し、着実に強くなっていると自信を持っていた机くんですが、初めて出場したB級の大会では13枚差の大敗を喫してしまいました。負けた直後、B級の相手はC級とはレベルが違うから昇格したばかりの自分は負けても仕方ないと考えてしまいますが、すぐにその考えを戒めて机くんが心の中で呟いたのがこのセリフです。自分が強くなってきていると感じた矢先の大敗は、机くんに大きなショックと不安をもたらしたと思います。それでも自分を叱りつけ、負けを受け入れるのではなく向き合うことでさらに強くなることを決心した机くんの姿は、見ている人に大きな感動と勇気を与えたのではないでしょうか。

このセリフは、肉まんくんがかなちゃんに告白をした際、机くんも焦って告白に便乗したときのセリフです。便乗だなんて一見かっこ悪いように思いますが、このときの机くんの表情は男そのものでした。 いつも穏やかで冷静で、自分のことを僕という机くんが、男らしさを見せた瞬間でした。女の子なら、こんな告白がされたい！と思う方も多いのではないかと思います。

このセリフは、瑞沢高校かるた部に所属する太一がかるたの試合（個人戦）で負けた際に言った言葉です。太一は普段なんでもスマートにこなし、勉強も学年1位。しかしかるたでは宿敵である新になかなか勝てません。 努力しているのにその結果が出ず、準優勝という一番悔しい結果で終わってしまった試合。悩みながらも青春全部を懸けて努力する太一が言ったこのセリフには、とても重みがあると感じます。

このセリフは、幼い頃から千早に恋心を抱く太一が、高校生になってついに千早に恋心を打ち明けたシーンです。千早はかるたのことしか考えていない、いわゆるかるたバカで、太一が自分のことを好きだなんて微塵も思っていないかるたに対してまっすぐな少女です。 そんな千早のことを純粋に何年も想い、一番近くで千早を見続けてきた太一のこの言葉には、千早へのありったけのつたない、だけどまっすぐな愛がこめられています。

周防さんは、日本かるた会のトップに君臨する、いわばかるたの王様です。そんな人なら当然かるたが好きだと思うでしょう。しかし周防さんはそうではありません。彼は元々目が不自由でした。その代わり、聴覚は人の何倍も鋭かったのです。かるたは目より耳に重点をおいているスポーツです。 周防さんが何かで活躍するにはかるたしかなかったのです。仕方なくかるたを選んで最強になってしまった周防さんにとっては、疲れる、と思ってしまうのも無理のないことなのかもしれませんね。

青春、とひとことで言うとなんだか軽いもののように聞こえますが、月日を重ねていることを思うと一日一日を大切に、今この時間を一生懸命に生きようと思えてきます。 周防さんは青春時代に月日を重ねられなかった分、大人になった今でも、かるたを通して青春という月日を探し続けていることが伝わってくるセリフですね。

瑞沢かるた部が2回目の高校選手権東京大会に出場した際、筑波くんは試合に出たいという思いから、オーダー票を書き換えてしまいます。これは提出前に阻止されますが、机くんはオーダーを考え直すことを提案します。その時に机くんが筑波くんに言ったのがこのセリフです。机くんも過去にチームの輪を乱す行為をしたことがありましたが、千早たちは机くんを見捨てずに再びチャンスを与えてくれました。そんな経験をした机くんだからこそ、やる気があるけど空回りしている筑波くんを助けたくなったのでしょう。失敗や挫折を乗り越えることで手に入れられる強さがあるのだと、机くんの言動から感じることができますね。