「スラムダンク」の心に残る名言30選！泣ける感動の名セリフやかっこいい名セリフを紹介！

インターハイ2回戦で湘北高校は絶対王者山王工業高校と激突します。赤木は高校No1センターと称される河田に全く歯が立たず、さらに無理やりダンクにいこうとし、河田もろとも転倒してしまいます。そして意識を失いかけた赤木のもとに現れた魚住が言ったのがこのセリフです。魚住のこの言葉で、河田との勝負ばかりに目がいっていた赤木は冷静さを取り戻すことができました。赤木は、たとえ自分が河田に負けたとしても、湘北を勝たせることに全力を尽くすことを決意します。魚住自身が海南との試合の中で決意した思いを、ライバルである赤木に継承していくというシーンは、戦友との絆が感じ取れる良いシーンですね。

インターハイ2回戦、山王工業高校との試合の終盤に、桜木はルーズボール追いかけて観客席に激突し背中を強打してしまいます。そして桜木は背中の負傷により交代を余儀なくされてしまいます。安西先生が桜木をコートに戻すつもりはないという意思を示した際に、桜木が言ったのがこのセリフです。桜木は湘北にとって欠かすことのできない重要な選手になるまでに成長しました。桜木はたとえ怪我が悪化したとしても、今この瞬間、自分のことを必要としてくれる仲間が待つコートに戻ることを主張します。桜木の断固たる決意が表れているこの言葉は、桜木のスポーツマンとしての成長を感じさせてくれる熱いシーンですね。

インターハイ神奈川県予選の決勝リーグ第1戦、湘北高校と海南大付属高校の試合前のミーティングで、赤木が部員たちに向かって言ったのがこのセリフです。赤木は1年生の時に、牧を擁する海南大付属高校と藤間を擁する翔陽高校の試合を観てから、いつかこの2人のいるチームに勝ってインターハイ出場を勝ち取ってやると胸に期して練習に励んできました。この言葉によって赤木の熱意やこの試合に賭ける想いが他の部員にも伝わり、雰囲気が一気に引き締まります。赤木のようにリーダーが自分の目標や熱意をチームメンバーに示すことは、チームの士気を上げるために重要なのだと感じますね。

陵南高校のバスケ部に入部した魚住が厳しい練習と周囲からの心ない言葉に耐え切れず、田岡監督にバスケ部を辞めたいと申し出た際に、魚住に対して田岡監督が言ったのがこのセリフです。この言葉は、体の大きさが逆に重しになっていた魚住の精神を根本から支えてくれる柱となりました。さらにこの後田岡監督は、魚住が3年になる年に陵南初の全国出場を果たすことを夢見ていることを話します。自分を真正面から肯定してくれて、大きな夢を託してくれる田岡監督がいたからこそ、魚住は自信を取り戻し、県内屈指のセンターに成長していくことができました。田岡監督のモチベーターとしての能力が伺えるシーンですね。

インターハイ神奈川県予選の決勝リーグ最終戦、湘北高校と陵南高校の試合において、魚住は赤木との1 on 1の場面、無理に勝負を挑むのではなく福田へのパスを選択します。そしてパスを受けた福田がゴールした後に心の中で呟いたのがこのセリフです。この試合は魚住が赤木と勝負ができる最後のチャンスでしたが、魚住は自分が赤木に勝つことよりも、チームが勝つための最善策を選択します。実力的には赤木に及ばないと自覚しつつも、本心では赤木に挑みたい気持ちが魚住の中にはあったと思いますが、チームのために自分のエゴを捨て、縁の下の力持ちに徹することを決心した魚住の覚悟には心が熱くなりましたね。

インターハイ2回戦、湘北高校と山王工業高校との熱戦は、山王が1点リードで残り時間は10秒となります。流川の前に沢北と河田が立ちはだかりシュートが打てない場面、ゴール前右45度の場所でボールを待ち構える桜木が呟いたのがこのセリフです。桜木はこの場面ではダンクではなく基本のシュートが求められていることを理解しており、その姿を見た流川は桜木を信じてパスを出し、桜木は落ち着いてジャンプシュートを決め、山王戦は湘北の劇的な逆転勝利で幕を閉じました。桜木のバスケットボール選手としての成長と、それを信頼して桜木にパスを出した流川との絆に、鳥肌が立つほどの興奮を覚えてしまいますね。

インターハイ神奈川県予選の決勝リーグ最終戦、湘北高校と陵南高校の試合は終盤を迎え、陵南の田岡監督から湘北の弱点として見られていた小暮が、最後の最後でスリーポイントシュートを沈めたことにより湘北が勝利しました。その試合直後に、桜木が小暮に対して言ったのがこのセリフです。3年生にとって負ければ引退であったこの試合、小暮は並々ならぬ決意で挑んでいたことでしょう。桜木もこの試合では徹底的に穴として狙われて苦しい思いをしましたが、終盤の要所で活躍を見せて勝利に大きく貢献しました。この試合の中で苦しみながらも自分たちのプレイで勝利を手繰り寄せた2人のこの会話は胸がジーンとなりますね。

湘北高校は、陵南戦に勝利すればインターハイ出場が決まるところまで辿り着きます。桜木が居残りで練習しているところを見かけた小暮は、何か手伝えることがないかと申し出ます。その時に小暮が桜木に言ったのがこのセリフです。高校でバスケを引退することを決めていた小暮にとって、次の陵南戦が最後のバスケの試合になる可能性がありました。それでも小暮は冷静に落ち着いた表情でこの言葉を桜木に言います。覚悟と決意に満ちたこの言葉は、それを聞いた桜木の気持ちを引き締めました。この会話があったからこそ、陵南戦での小暮と桜木の活躍に繋がったのかと思うと、何気ない会話にも心を打たれてしまいますね。

山王工業高校との試合前夜、湘北高校の面々は山王の試合のビデオを観て勝つ自信を失いつつありました。ビデオを観たあと、赤木・三井・小暮の会話の中で小暮が言ったのがこのセリフです。3年生で今もバスケ部に残っているのは、本気で全国制覇を信じていたこの3人だけでした。誰もが無理だと諦めたインターハイの舞台にだって、信じ続けることで辿り着くことができたのだから、諦めなければ山王にだって勝てるはずという思いを込めて、小暮は2人を鼓舞したのです。この言葉で赤木と三井は自信とやる気を取り戻すことができました。同学年だからこそ分かり合えることがあるという関係性にジーンときてしまいますね。

公式戦のデビュー戦、2回戦と続けて退場処分となった花道がキャプテンの赤木に質問する時の名言です。 デビュー戦では相手チームの選手にダンクをかまして退場処分となってしまい、退場にならないように気を付けて挑んだ2回戦でも退場処分となってしまった花道が自身のプライドを捨てて真剣にバスケットというスポーツに向き合おうとする必死さが伝わってきます。

インターハイ2回戦の高校バスケット界の王者山王との試合で、リードを持って迎えた後半で山王高校に実力差を見せつけられ、一気に20点差に離されてしまうがチーム一丸となって食らいついていったタイムアウト中に花道が赤木に言った名言です。 どれだけ相手が強くても諦めない強い精神力からでた言葉で、これを聞いた赤木も試合中にも関わらず思わず涙するくらい感動するシーンです。これまで赤木はチームメイトに恵まれない環境下でプレーをしていたので、花道のこの言葉はとても心に響いたのではないでしょうか。

インターハイ出場を賭けて挑んだ綾南高校との試合で、体力を使い果たした三井が貧血で倒れ交代となりベンチ裏でスポーツドリンクを飲みながら呟いた名言です。 高校入学して間もない頃に怪我をした事をきっかけにバスケから離れてしまい約2年間不良をしている期間があり、この無駄に過ごした2年が原因で自身の衰えを悔やむかっこいいシーンです。2年のブランクがあってもここまでプレーが出来るので、この2年間が無ければきっと三井は流川達に全く引けを取らない完璧な選手になっていたと想像できるだけにとてももったいないなと感じます。

インターハイ出場を賭けて挑んだ綾南高校との試合で、体力を使い果たした結果倒れてしまい、ベンチ裏で休んでいる時に不良として過ごした2年間を悔いるシーンでの名言です。 怪我でバスケから離れていた2年間を不良として過ごし、見かけ上は不良となっていましたが、心の中ではバスケがしたいと望んでいると共に、三井は根っからのスポーツマンでヤンキーになりきれていなかったんだなと感じるシーンですね。

不良仲間達と湘北高校のバスケ部を潰す為にやってきた三井が恩師である安西先生を見て思わずでてしまった名言です。 1年生の時に怪我でバスケから離れてしまい不良となった三井が、今もバスケ部で活躍する赤城や小暮に対する嫉妬からバスケ部を潰そうと企て襲撃しますが、実は自分が誰よりもバスケをしたいと心から思っていた感情があふれ出てしまった感動シーンです。三井にとって安西先生は誰よりも特別な存在なのが伝わってきます。

インターハイ2回戦の高校バスケット界の王者山王高校との試合で、マッチアップしている松本に棒立ちで抜かれる程に体力の限界を迎えていた三井がスリーポイントシュートを決めた時に心の中で言った言葉です。 どれだけ困難な状態で限界に近い状態であっても、諦めないという勝利への強い執念が垣間見え、とても印象に残る言葉です。

インターハイ2回戦の高校バスケット界の王者山王高校との試合で、マッチアップしている松本に棒立ちで抜かれる程に体力の限界を迎えていた三井がスリーポイントシュートを決める際に呟く名言です。 体力は限界を迎え立っているのがやっとの状態にも関わらず、自分の仕事はスリーポイントシュートを決める事だけだと言わんばかりの三井の執念が伺えるシーンです。予選では体力が無く途中交代が多い三井でしたが、山王との一戦は絶対に負けないという他の試合とは一線を画す必死さが伝わってきます。

神奈川県予選の翔陽高校との試合で、劣勢状態の湘北高校を鼓舞しながらスリーポイントシュートを決めた時の名言です。 どれだけ劣勢状態であっても、全国大会を目指してチームに戻ってきたのに負けたくないという勝利への強い気持ちと、過去に迷惑をかけたチームメイトや安西先生に対する罪悪感も混ざった三井にしか言えない名言です。

陵南高校のバスケ部に入部してきた福田に対して田岡監督があえて厳しく接してきた結果、福田の暴行を誘発し、無期限部活禁止処分に追い込んでしまったことを田岡監督が振り返って言ったのがこのセリフです。田岡監督は指導者として選手への接し方を誤った自分の非を素直に認めました。監督も一人の人間であり、時には対人関係のミスも犯します。ただ監督という立場上、選手からの反発を無理やり抑えつけて、自分の意見を押し通すことも可能なのです。そんな中で、きちんと自省ができる田岡監督は人間的にも優れた指導者だと思います。田岡監督の姿を見ていると、こんな大人になりたいと思わせてくれますね。