「NARUTO -ナルト-」の心に残る名言30選！かっこいい名セリフや泣ける感動の名セリフを紹介！（9ページ目）

悲しい過去をもち、愛されたいと願っていたサソリは、傀儡だけが自身の生きがいであり宝物でした。傀儡を使ってチヨバアとサクラと闘いますが、悲しくも敗れていきます。そして、同じ傀儡使いのカンクロウにサソリが最も大事にしていた父と母の傀儡を託すのです。 芸術とは、後々まで奇麗に残っていくものが美しいと思って生涯を過ごしたサソリにとって、カンクロウに大事な芸術品である父と母の傀儡を託せたことで安心した顔をして散っていきました。芸術とは何かを考えさせられる言葉ですね。

父と母の傀儡から愛情やぬくもりを感じるしかなかったサソリは、自分自身も改造して傀儡化していきます。しかし、両親から愛されたいという本心は捨てきれずに、人間の部分が残っていました。祖母であるチヨバアとの対決では、最終的な攻撃をためらいその隙を狙われ殺されてしまいます。 それは残虐非道なサソリが最後に、人間らしさが残ってしまった自分自身を自嘲しながら放ったセリフです。両親の傀儡に囲まれながら死んでいく姿はとても幸せそうですよね。人形ではなく、人間として必要とされ愛されたかったサソリは、視聴者にはとても愛されているキャラクターです。

サソリは暁の中でもイタチと張り合うほど悲しい過去をもつキャラクターです。その過去を知るとこの言葉はとても心が痛みます。サソリは幼少期両親が帰ってくるのを一人でずっと自分で作った人形で遊びながら待っていました。しかし、どれだけ経っても大好きな両親は帰ってこないのです。サソリはこのときに人間に対しての希望を捨てたのでしょう。 待つことがどれだけつらいことが分かっているのでしょう。そんなサソリの切ないセリフの１つですね。

サソリと暁に所属するデイダラは、とても明るいキャラクターで人気ですね。サソリの芸術を尊敬しつつも、自分自身の芸術は花火のように一瞬であるからこそ、美しいと考えています。 素敵なところは、自分の信念も曲げずに貫き通して戦っていきますが、仲間の技や信念はしっかりと尊敬しているところが愛される一因だと言えます。大きな爆発を武器とするデイダラの芸術も美しいです。

自らの死までを芸術の一部と考えているデイダラは、敵を倒すために自身の命を賭けます。デイダラにとってそれは、単なる死ではなく賞賛されるべき芸術であり、これまでにはなかったものであることが嬉しいのです。自分の生を芸術にかけてきて、芸術に終わる姿はこの作品の中でもとても人気のあるシーンです。 サソリの芸術とは違ってデイダラの芸術は一瞬にかけています。そのため、自分自身で出来具合を確認することができません。命をかけてまで完成させる芸術によって、敵に立ち向かうことから視聴者には人気なのかもしれません。

暁に所属する前にイタチと戦ったときに放った言葉です。デイダラの爆発でイタチを仕留めたと思ったときには時すでに遅しで、すでにイタチの幻術の中にいて、その芸術さを認めざるを得ませんでした。この戦いによってデイダラは暁に所属し、所属したところには忠誠を誓います。 デイダラは素直で明るくて、暁のムードメーカーだったのではないでしょうか。そんなデイダラが暁に所属したのも、サソリの芸術、イタチの芸術を認めたからこそでしょう。