「ワンピース」の心に残る名言30選！かっこいい名セリフや座右の銘にしたい名言を紹介！（8ページ目）

自分達の反乱がクロコダイルに仕組まれたことだと知ってしまったコーザへ、自分を責める前に国民を救うよう促した言葉です。国とは”人”だとずっと言ってきたコブラらしい冷静な指示であり、目的をもたせることでコーザの精神を保たせています。 自身がクロコダイルに深い傷を負わされている状況においても、真実を知ってしまったコーザの精神的なダメージを考え、国民を救うための的確な指示をするところにコブラが優秀な王である片鱗が見て取れます。国も組織もそこに所属する”人”がいるからこそ成り立つものであることをよく知っているコブラは理想の王であり、現代社会で例えるなら理想の上司ですね。

クロコダイルの策による内乱から始まった苦しい戦争が終わり、後悔に肩を落とす反乱軍を含む国民達に向けた国王としての一声です。コブラの王としての器の大きさや人間性を感じさせる名言です。 反乱軍はクロコダイルの罠にはまり、国王を疑い反乱を起こすという大きな間違いを犯しました。その事を一切責めることなく、これからのアラバスタの未来を説くコブラは立派な精神性の持ち主ですね。本人達が最も悔やんでいる過ちを責めることなく未来へ目を向けさせる導き方は、とても勉強になります。

クロコダイルの手から無事アラバスタ王国を取り戻した後の大浴場で、麦わらの一味に向かって深く頭を下げて述べたお礼の言葉です。コブラの自直で驕らない精神がよく表れたシーンです。 一人の人間でありビビの父親である一面を見せた場面ですが、一国の王が海賊相手に深々と礼を述べることはなかなかできることではありません。国王でありながら驕ることのない確かな人間性を持っていることが伺えます。コブラのように、誰にでもまっすぐな心で接することを心がけたいですね。

Dr.ヒルルクを殺したドラム王国の王・ワポルに対して放った言葉です。Dr.ヒルルクという心優しい医者を騙しておびき寄せて殺したこの国の腐った政治に心底絶望し、一度滅ぶことでしか再建できないと考えました。 ワポルの王政に絶望したドルトンは、以後徹底的にワポルに抗うことで正しいサクラ王国とすることに成功します。自分本位な行動は必ず批判を浴びることになります。人の上に立つことがあれば、下の者達のことを第一に考えて良い組織をつくることが最も自分のためになるということを、覚えておきたいですね。

重傷を負いながらもワポルに立ち向かおうとするドルトンを止める民衆に向けて叫んだ言葉です。海賊に滅ぼされたドラム王国に帰ってきたワポルを今追い出さなければ過去の二の舞になってしまうため、ドルドンは戦い抜くことを選びました。 ドルトンの王国再建に懸ける強い思いを感じます。目の前の好機(チャンス)をその時に掴む努力をしなかったら、後悔することになるかもしれません。チャンスはいつでもあるものではないので、ドルトンのようにここぞという時には無我夢中で掴みとるくらいの気持ちでちょうどいいですよ。

自爆覚悟でワポルを倒すために城へ向かう最中に思わずこぼれた言葉です。これまでのワポルの悪政に比べて正しい行動を選択するDr.ヒルルクやビビ王女を思い出し、堪え切れなくなった悔しさからの発言です。 ワポルに私物化されていたドラム王国時代の悔しさが表れています。正しい国のあり方をビビの振る舞いなどから察したドルトンの「ワポルのような心無い国政にはもう二度と戻したくない」という熱い思いが伝わってくる名言です。

力尽きる寸前のルフィを白ひげ海賊団達に任せて、戦いに出る時の言葉です。己の身を投げうってでも必ずエースを助けるという強い覚悟と意思が感じられます。 ジンベエがここまでする理由は白ひげが魚人島をナワバリにすることで救ってくれた経緯にあります。その恩に報いるため、エースの処刑に反対しインペルダウンに投獄され、マリンフォードでは決死の覚悟で戦うことを決めていました。義理堅いジンベエを見ていると、改めて恩返しの大切さを感じさせられます。

マリンフォード頂上戦争で“赤犬”から逃げながら抱えたルフィに語りかけた言葉です。ルフィは目の前で兄・エースを失ったことで、それまでエースを助ける一心で気張っていた精神が限界を迎えて気絶してしまいましたが、そんな世界でも生きなければならないとルフィを助ける姿が印象的です。 この時のルフィは目的が達成できなかったことで精神が崩れてしまいましたが、ジンベエをはじめとする仲間達のおかげで逃げ延び復活することができました。生きていれば選べる道はたくさん用意されていると教えられます。挫けそうになった時、ぜひ思い出したい言葉ですね。

インペルダウンの獄中で、エースにルフィを気にかけてくれと頼まれた時の返答です。ジンベエの行動理念や価値観が表れているセリフで、同情や憐みでは動かない強い意志があることがわかります。 気のいい親分肌の印象が強いジンベエですが、ホレ込んだ男にしか手は貸さないという理念を持っていました。誰彼構わず手を貸していたらキリがありません。ジンベエのように手を貸す条件をはっきりと決めておくと振り回されずに済みますし、悪い人に利用されることもありません。ただのお人好しにならないようにしたいですね。

マリンフォード頂上戦争で兄・エースを失い自暴自棄になっているルフィを制止しながら伝えた言葉です。暴れるルフィの首を掴み岩に押し付けながら、全てを失った気になっているルフィに、まだ残っているものは何かと問いました。 兄・エースを失ったことにばかり執着するルフィに対しての言葉ですが、とてもためになる内容です。覆水盆に返らずということわざもあるように、いくら振り返っても失った物が戻ってくることはありません。これ以上失うことのないように経験として学び、これからのことを考えることが大切です。

アーロン一味を東の海に解き放ったことに対して、ナミがジンベエを一切責めなかったことに対しての言葉です。悪気がなかったにせよ結果的にひどい目にあわせてしまったナミの心の広さに、深く感謝しました。 過去の自分の選択が間違っていたのではないかと深く悔いていたことが伝わってきます。しかし既に起こってしまったことは謝罪するほかありません。アーロン一味の件について責めないナミの前向きな解釈とジンベエの実直さが感動を誘う名シーンです。

ホーディを倒したルフィが”凶暴な人間”という印象になることを避けるため、ヒーローとして魚人島を救うシナリオを提案した際の言葉です。この先、オトヒメが望んだ人間と魚人の共存を叶えるために必要な策であると語りました。 魚人と人間には深い溝があるので、単純にホーディを攻撃する乱暴な人間にさせないためです。正義と悪が曖昧な場合、ヒーローと悪者という構図にすれば誰しもヒーロー側に心が動きます。勧善懲悪ストーリーを正しい形で使用したとても優秀な提案ですね。

ホーディとの戦いで大量に流血し、輸血が必要なルフィへの献血に名乗り出た時の言葉です。魚人島では人間に献血してはいけないという法律がありますが、ジンベエは「海賊だから」と問題にしませんでした。 法律で禁止されていても構わず血を分け与えられるジンベエの器の大きさが感じられるシーンです。人の生死を決めることであれば、場合によっては破らなければならない規則があるかもしれません。ジンベエのように、最も優先するべきことが何なのかをしっかり見極められる目をもちたいですね。

魚人島でのホーディ討伐後、ルフィに仲間に誘われた時の返答です。まずビッグ・マム海賊団から抜けなければ自由に動けないため、このような返答になりました。 仁義に厚いジンベエなので、ルフィからの喜ばしい誘いにも安請け合いはしませんでした。すぐに飛びつきたい話であっても、自分の身の周りをきれいに整えてから対応しなければ周囲に迷惑をかけてしまうかもしれません。一旦気持ちを落ち着けて、周りを見渡してから返答することを心がけましょう。

脅しに一切臆せず盃を返上し、ビッグ・マム海賊団をやめた時の言葉です。ビッグ・マムの「Stay or Life」でジンベエはLife(寿命)を選びましたが、全く臆していないため寿命は取られませんでした。このことで「Stay or Life」は恐怖心の有無で効果が発動することが発覚しました。 麦わらの一味の仲間になることを心に決めていることもありますが、ジンベエは元々ビッグ・マムを恐れていたわけでもないので当然とも言えます。脅しに対して弱気になるとつけ込まれてしまいますので、ジンベエのように堂々と振る舞うことが大切です。

ビッグ・マム海賊団に追われる麦わら海賊団を守るために現れた元タイヨウの海賊団と共に戦うことを決意し、麦わら海賊団のしんがりを願い出た際の言葉です。船長であるルフィはジンベエの心を汲んで「死んでも死ぬな」としんがりを任せました。 麦わら海賊団の仲間としての初仕事です。義理人情に厚い性格のため、元タイヨウの海賊団の仲間達だけに任せるのは忍びなく自身も戦うことに決めました。このような姿勢が部下に慕われるジンベエ親分らしいところです。信頼を得たいと思うなら、ジンベエのように部下達と共に最前線で活躍することが大切です。

ロングリングロングランドのトンジットさんを無事に送り出した後、青キジが口にした言葉です。モンキー・D・ガープにそっくりなルフィと最も危険とされるニコ・ロビンを含む麦わら海賊団の危険性を改めて考えた結論のようです。 ロビンを含む麦わら海賊団を、このまま野放しにするといずれ力をつけて世界政府を脅かす危険因子であると判断しました。そして青キジには当時の麦わら海賊団を全滅させられるだけの圧倒的な力がありますので、ルフィの機転がなければ青キジの言葉どおりになっていたことでしょう。これは海軍大将・青キジの「正義」であり世界平和のための判断でした。

オハラを全滅させようとする”赤犬”の徹底した正義を目にして気が変わり、逃がすことにしたニコ・ロビンに対して念をおして言った言葉です。サウロの守った”種”であるロビンを逃がすことにしましたが、海軍としての責任から、問題行動があれば一番に捕まえに行くと伝えました。 青キジがロビンをオハラ逃がしたのはサウロの生かした命の行く末を確認するためであって、ロビンを信用しているからではありません。青キジはロビンを逃がした当事者として、動向は常に監視し事件が起きる前に捕縛するつもりでいました。自己判断で規則外のことを行う場合は、このような責任感が非常に大切になります。

エニエス・ロビーでのCP9戦も無事終わった宴の最中、姿を見せないままニコ・ロビンに伝えた言葉です。これまでの監視とは異なり、親友だったサウロが残したロビンの行く末を見守る姿勢が見て取れます。 オハラの事件以降に何か心境の変化があったのか、これまでと違う目でオハラの歴史とロビンを捉えているようです。監視する側から見守る側へ移った柔軟な対応も青キジの「ダラけきった正義」によるものであれば、強固で融通の利かない正義よりも優れていると言えます。

パンクハザードでドフラミンゴからスモーカーを救った後に語った言葉です。海軍を辞めて世界政府から離れ、クザンとして見渡す世界の話のようですが、何か意味深です。 海軍に所属しているうちは、どうしても世界政府側から世界を見ることになります。物事は多角的に見ることで、一方向から見ていた時と違う側面が多々見つかるものです。海軍を辞めて放浪しているうちに、クザンにとっての本当の「正義」が見えてきたのかもしれませんね。

パンクハザードでスモーカーに”闇”に通じてる訳じゃねェだろうな、と問われた時の返答です。通じているか否かは答えていませんが、クザンという男の信念は揺らいでいないという答えにはなっています。 クザンは否定も肯定もしていませんが、クザンという男の人間性は変わっていないことを伝えています。スモーカーとしてもそれで納得できるほど、人間性を認めていることになります。何かあってもこの言葉で納得できるほどの信頼関係を築いていることが、何より素晴らしいです。

女ヶ島に飛ばれてきたルフィに対してハンコックや妹達の過去を打ち明けた時の言葉です。氷のような女帝ボア・ハンコックが珍しく感情を露わにした貴重なシーンです。 奴隷として虐待されたハンコック達は、心に深い傷を負っています。虐待やいじめなどの心の傷は、癒されることのない永遠に残る傷です。世界的にそのような人を減らすための活動も盛んになってきていますが、個人でもできることはあります。傷つけられている人を見たらすぐに助けてあげましょう。

広範囲への攻撃が味方に当たったことを責める海兵への言葉です。”白ひげ”と戦う約束は守るけれど、敵味方関係なく攻撃するという宣言です。この宣言をしておくことにより、ルフィへの攻撃を邪魔することが可能になりました。 自由に立ち回れるようにすることで、王下七武海として戦いつつもルフィを援護できる最善の策です。扱いにくい海賊女帝という立場も大いに生かしています。手段を選べないような危機的状況ならば、このハンコックのように相手を騙すことも必要ですね。

マリンフォード頂上戦争でルフィを押え込んだスモーカーへの怒号です。九蛇の覇気で煙のスモーカーに攻撃をあててルフィを救い出し、激高して怒鳴りつけました。 愛するルフィのためですが、人のために激高するハンコックは非常に珍しいですね。人は大切なものを蔑ろにされた時に最も怒りを覚えるものです。自分にとっては価値が見いだせないものでも誰かにとっては宝物かもしれないため、そう思われるものは絶対に乱暴に扱ってはいけません。常に相手を尊重して理解するよう努力することが大切です。

マリンフォード頂上戦争で戦桃丸に「”政府側”だろ」と言われたことへの返答です。海軍は女帝ボア・ハンコックとルフィに繋がりがあることを知らないため、手綱の効かない七武海という印象のままルフィの手助けに成功しています。 恋する乙女のハンコックが最も強くなれる理由こそがこの恋心だと考えていいと思います。人は大切なものを守るために想像できないほどの力を発揮することがあります。今より強くなりたければ、守りたいと思える大切なものを見つけるのもいいですね。

マリンフォード頂上戦争で兄・エースを失い、心身ともに危篤状態のルフィを想いこぼれた言葉です。トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団の潜水艦上でのシーンですが、ハンコックのルフィを想う優しさが伝わってきます。 常に氷のような海賊女帝のハンコックも、ルフィのことに限っては共感性も高まり優しい一面が表れます。身代わりになってあげたいというのは最上級の思いやりです。そう思えるほどの相手に出会えたハンコックは幸せですね。

マリンフォード頂上戦争で死亡したエースの弟・ルフィを、襲い掛かる海軍大将“赤犬”から守ると決めた時の言葉です。全力を尽くしてルフィを守り抜くように“白ひげ海賊団”へ伝えました。 仲間であるエースの死という信じたくない現実を目の当たりにした直後でも、動揺せずに頭を切り替えルフィを逃がす指示ができるマルコには強く聡明な印象を受けます。不測の事態でも正しい行動ができる姿は見習いたいですね。

マリンフォードから全勢力でルフィを逃がそうとする様を大層なことだと言ってきた“赤犬”へ返した言葉です。エースが守り白ひげが認めた男であるルフィに対する評価が表れています。 挑発してくる”赤犬”に冷静にやり返している姿は頼もしいですね。衝撃的な出来事や発言にはつい感情的になりがちですが、いつも冷静なマルコを見習って落ち着いた対応ができるようになりたいと思わされます。

ビッグ・マムに「白ひげの残党が迷走している」と言われた時の返答です。鬼ヶ島へ来たのは自らの意思であり、元白ひげ海賊団は残党でもなければ迷走してもいないことを主張しました。 ビッグ・マムの挑発的な言葉にも乗らないマルコは、相変わらずクールなキャラクターです。元白ひげ海賊団は”白ひげ”の意思を継ぎながらも各々の考え方で自由に海賊を続けていたことが読み取れます。マルコの落ち着きが一枚上手な空気を醸し出していて、かっこいいです。

ルフィとの勝負に隠れて援護していたフラッペに向かい、口元を露わにして怒鳴った言葉です。カタクリの正々堂々とした精神がよく表れています。 王道の「男の勝負」は小細工無しの実力勝負が基本ですから、隠れて援護するなど卑怯な手はご法度です。ただ、勝利にこだわるあまり卑怯なことを仕掛けてくるケースも多いので、「男の勝負」を口にするカタクリには愚直で誠実な人間性が感じられてとても好感が持てますね。