「ガンダム」の心に残る名言30選！かっこいい名セリフやワクワクする名言を紹介！（12ページ目）

ジュドーたちはヤザンの脱出ポッドを拾ったことをきっかけに、Zガンダムを盗み出そうとします。Zのコクピットへ乗り込んだときにジュドーが言った一言。妹想いの彼は、事あるごとにこの台詞を口にします。明るくて純粋なジュドーの性格がよく表れている台詞ですね。 前作Zガンダムが、全体的にシリアスで悲しい物語だったのに対して、ZZガンダムでは非常にコミカルな雰囲気で物語が始まります。ジュドーのこの台詞からも、明るい物語の始まりを予感させてくれますね。

連れて行かれた妹リィナを探すため、ハマーンの艦へ赴いたジュドー。しかしそこに妹はいませんでした。すぐに彼は敵艦から脱出を試みますが、兵士たちに見つかって銃を向けられます。ジュドーを説得したいハマーンは、兵士たちを自ら制止。その際にジュドーが口にした彼女に対する本音です。 ニュータイプとして覚醒しつつあるジュドーは、ハマーンから恐ろしいものを感じ取ります。純粋な性格の彼ならではの、ハマーンに対するストレートな感想ですね。若干二十歳でネオ・ジオンの実質的指導者であるハマーン・カーン。少年に「怖い」と表現されたイメージは、意外に的を得ているのかもしれません。

物語終盤、ジュドーはクイン・マンサに搭乗するグレミー、プルツーと対峙します。「自分には大義があるが、おまえには戦う理由はない」と言い放つグレミーに対し、ジュドーは自分の戦う理由を叫びます。彼のこの叫びは、敵であるハマーンや、仲間のビーチャ、ブライト、妹リィナにもテレパシーのように届いていきました。 この台詞はとてもシンプルに聞こえますが、一言でジュドーたちガンダムシリーズの主人公が伝えたいメッセージ、方向性を示しているのではないでしょうか。そして、こう言っているようにも聞こえませんか。「自分のことだけでなく、他の人のことも考えて生きていこう」と。

巡洋艦ザンジバルで大気圏を突入する中、雷と遭遇したランバ・ラルの部隊。雷を、「連邦軍の新兵器」だと思って怯える部下たちに対して、ラルの言った台詞です。部下の多くはコロニー育ちだからか、地球の雷を知らないことが伺えますね。そんな中、経験豊富なラルは、すぐに状況を把握して部下を宥めています。 ガンダムという宇宙世紀を舞台にした独創的な世界。何気ない台詞ですが、こういった繊細な造りに感心してしまいますね。非常に興味深いシーンです。

ドズル・ザビより直々にガルマの仇討ちの命を受けたランバ・ラル。彼は地球に降下すると、新型のグフを駆ってホワイトベースを襲います。迎え撃つアムロ・レイのガンダムを圧倒するグフ。ラルは敵のビームサーベルを盾で上手くさばくと、余りにも有名なこの台詞を叫び、ガンダムを激しく蹴り飛ばしました。 ザクよりもパワー、装甲が強化された新型のグフ。独特の言い回しに、自信に溢れた感情を込めて叫ばれたこの台詞は、視聴者に強烈な印象を残しています。熱心なガンダムファンなら、一度は真似したことがあるのではないでしょうか。

地球の中立地帯にあるソドンという街で、ランバ・ラルの一行はホワイトベースを抜け出したアムロ・レイと出会います。独りでいたアムロに、食事をご馳走しようと申し出たラルの恋人ハモン。しかし、アムロは「食事をご馳走される理由がない」と申し出を断ります。ラルはそんな彼の態度を気に入るのでした。 ラルもハモンも、アムロと出会ってすぐに彼のことを気に入ります。他人と他人が出会い、お互いに興味を持つ。それは些細なことがきっかけで起こるものなのかもしれませんね。40年以上も前に放送された「機動戦士ガンダム」ですが、そういった根本的なテーマは、現代でも通じますね。

砂漠にあるソドンの街の食堂で出会ったランバ・ラルとアムロ・レイ。ハモンを含めて三人は打ち解けていきます。しかし、そこへアムロを探しに来たフラウ・ボウが現れ、彼らが敵であることが知られてしまいます。一瞬でアムロが銃を隠し持っていることを見抜いたラルは、少年の度胸を褒めると、激励して逃がしてやるのでした。 ラルの軍人としての能力の高さと、人間としての器が読み取れる場面です。敵でありながら、アムロのことを気に入ったというラル。またそんな彼に礼節を尽くすアムロ。戦争という行為の中身が、必ずしもはっきりと割り切れるものではないと教えてくれる、そんな切なさが感じられる場面ですね。

ソドンの街からアムロとフラウを逃がしたランバ・ラル。彼は部下にフラウの後を付けさせると、すぐにホワイトベースへ攻撃を仕掛けます。一度は艦を降りたアムロですが、リュウの迎えもあって仲間の危機に駆けつけます。そこでラルの搭乗するグフと再度戦います。ビームライフルをグフに全く当てることが出来ない彼は、思い切ってライフルを投げ捨てます。ラルは敵のパイロットであるアムロに感心します。 冷静に相手の能力を分析し、素直に認めるラル。言葉から彼自身の洞察力の高さと、自信の程が伺えます。そして、彼の独特の言い回しが、視聴者のテンションを一気に高めてくれますね。やはりラルは魅力的なキャラクターです。

ランバ・ラルのグフは、アムロ・レイのガンダムと激しい攻防の末、頭部からコクピッ���の胴体までを深く斬りつけられます。しかしグフもすぐにガンダムのコクピット辺りを斬り返し、突撃。それを躱してグフの両腕を斬り落とすガンダム。二人の強者は剝き出しになったコクピット内から、互いの姿を確認し合います。 きっとラルは子供のことが好きなのでしょう。自分の気に入った少年アムロが、敵のパイロットであることを知ってしまった時の心情。この台詞は、彼自身が既に古い人間であるという驚きと諦め、そして何処か喜びすら表現しているのではないでしょうか。

ガンダムに両腕を斬り落とされたランバ・ラルのグフ。体当たりを食らわせますが、ビームサーベルを背中から突き立てられて敗北します。咄嗟にラルはケーブルをガンダムの胴体に引っ掛けて脱出。爆発しようとするグフを背後に、敵であるアムロに向かって叫びます。 戦っている相手がアムロだと知ったラルは、敵でありながら何かを伝えようとしているように感じました。それは、まるで父親が息子に何か大事なことを教えている、そんな風に想像してしまいます。アムロは彼に取って、息子のような存在であったのかもしれません。皆さんはどう思いますか。