「ハマーン・カーン」の名言10選！かっこいい名セリフやワクワクする名言を紹介！

地球圏へ帰還したジオン残党勢力アクシズ。エゥーゴはアクシズと交渉するため、グワダンでミネバ・ザビと面会します。幼いミネバが淡々とザビ家の復興を語る様子にクワトロは激怒します。 ザビ家の復興を目標とし、ハマーン・カーンは摂政という立場からミネバを陰で操ります。堂々と自分の役回りを演じる彼女は、他のニュータイプとは違った印象を残していますね。

エゥーゴがアクシズとの交渉に失敗した後、ティターンズのシロッコがアクシズと接触し、ミネバ・ザビに忠誠を誓います。ミネバの前に跪くシロッコを横目に、ハマーンは心の中で呟きます。 この台詞から、ハマーンが男性に対して何らかの遺恨、または苦い想い出があるのではと推測してしまいます。そして、それを利用しようという狡猾さが伺えます。彼女の人間らしさが、よく表れている場面ではないでしょうか。

サイド2の観光コロニーであるモルガルテン。湖畔にてロザミアたちと一緒にボートに乗るミネバ・ザビ。彼女が楽しそうに笑っている姿をみたハマーンは、思わず驚いてしまいます。 アクシズの実質的指導者であるハマーン・カーン。作中、彼女は幼いミネバを利用しているように描かれています。しかしこの台詞から、ミネバに対して少なからず愛情を持っていたのではないかと、考えてしまいます。ハマーンは、ただ強い女性を演じていただけなのではないでしょうか。

スポンサーであるメラニー会長からの頼みで、エゥーゴはアクシズと接触すると彼らにグリプス2の破壊工作を依頼します。自らアーガマに出向いてクワトロと対面したハマーン。彼女はザビ家復興を認めてもらうと、更に強気な態度で接します。 ハマーンのこの台詞は、冗談なのか本気なのか判断が難しいところですが、彼女の人間味がよく出ているように思います。過去、クワトロとの間で何があったのかが非常に気になりますね。

ハマーンはキュベレイに搭乗してティターンズと戦闘に入ります。途中、カツ、カミーユのエゥーゴが割って入り混戦となります。彼女はひとり素早く戦闘から離脱すると、岩陰に隠れて彼らの戦いを傍観します。 若干二十歳でジオン残党勢力を率いてザビ家の再興を目論むハマーン・カーン。ニュータイプとしての素質は高く、カリスマ性もある指導者ですが、台詞から彼女の狡猾さが見て取れます。こういった彼女の台詞には、妙に迫真性があり面白いですね。

物語後半、ハマーンがキュベレイでカミーユのZガンダムと交戦中に言い放った一言。この台詞のあと、彼女はカミーユとニュータイプ同士の共鳴を引き起こしますが、理解し合うことを拒み、カミーユを俗物と呼んで攻撃を仕掛けます。 自分からみて価値の低い人間には、見下した態度を取るハマーンの性格をよく表している台詞ですね。しかし、彼女は他者と距離を取るために、敢えて強い言葉を使っているのではないでしょうか。また、今回カミーユを拒否したハマーンでしたが、後の敵となるジュドーに対しては強い関心を抱きます。ハマーンは、心の何処かで誰かを待っていたのではないでしょうか。

エゥーゴ、ティターンズ、アクシズ、三つ巴の戦いの中、ハマーンのキュベレイはクワトロの百式を追い詰めます。完全に優位に立ったハマーンの台詞です。 台詞からも、ハマーンが最後までシャアの寝返りを何処かで期待していることが伺えますね。カミーユとの意識の共有で、彼女とシャアの過去が登場します。若い頃のハマーンの抱いていたシャアへの想いが、どれ程強いものなのかが伝わってきます。純粋な心を持つハマーン・カーン。敵でありながら憎めない魅力的なキャラクターです。

敵に囚われた妹リィナを探すため、ひとりアクシズへ侵入したジュドー。彼はそこで知り合った少女プルに連れられて大きな宮殿へと入ります。宮殿内にいたハマーンが、ジュドーの存在を感じ取ったときの台詞です。 初めに一瞬だけジュドーの存在をシャアと勘違いしたハマーン。すぐに別人と気づきますが、彼女のシャアへの執着が見て取れますね。「ガンダム」では、このように勘違いで他の誰かを感じる場面が多く登場します。テーマである「ニュータイプ」を感じさせると同時に、誰が誰を求めているのかも考えさせられますね。

自分の艦に妹リィナがいると言ってジュドー呼び込んだハマーン。彼女はジュドーを別室へ連れて行くと、二人きりで話をしたかったと言って説得を試みます。しかし敵である彼女を警戒したジュドーは、その場を逃げ出してしまいます。 以前、ハマーンはカミーユにニュータイプ同士の共鳴を引き起こされた際、彼を拒んでいます。しかし今回は彼女の方が、ジュドーと共鳴し理解し合おうとしています。ハマーンがニュータイプとしての成長したでしょうか、それとも、彼女はただシャアの代わりを探していたのでしょうか。皆さんはどう思いますか。

ハマーンはジュドーとの最後の戦いに挑みます。相打ちかと思われた戦いでしたが、彼女は負けを認めます。ジュドーの「なぜもっとファンネルを使わなかったのか」という問いに、「一騎打ちと言ったろ」と答えた彼女は、手を差し伸べるジュドーから離れると潔くひとりで去ることを選びます。 ハマーンとジュドーの関係は特別で、物語中何度もハマーンはジュドーを説得しようとします。ジュドーもまた彼女を救おうとしていたようにみえます。彼らは、思想、主義は違っても、ニュータイプ同士お互いに理解し合っていたのでしょう。彼女の最後は、決して不幸なものではなかったように思えます。